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潮の香のする庶民のいで湯・小浜温泉
約370年の伝統を持つ小浜温泉(おばまおんせん)は、長崎県雲仙市小浜町(旧国肥前国)にある、島原半島を代表する温泉の一つです。古くは713年「肥前風土記」に“高来(たかく)の峰の西南より、温泉の湧出するのが見ゆ”と記されています。
江戸時代前半(17世紀に半ば)頃から利用が始まったと言われ、幕末には温泉集落の形態を形成していたようです。昭和37年3月10日、既に国民保養温泉地に指定されていた雲仙温泉の指定範囲拡大の際に、小浜温泉の範囲も国民保養温泉地に指定されました。
江戸時代に小浜温泉の湯が病に効くことが知られ、世に広まりました。やがて明治時代には斎藤茂吉等といった文人墨客や、中国、上海、香港、ロシアからの外国人も訪れるようになり、海辺の避暑地として栄えました。町に30カ所もある源泉は温度100度の湯を一日に15,000トンも湧きだし、現在でも全国の温泉の中で熱量・温度とともに一位を誇ります。
泉質は食塩泉で、塩分が多く湯上がりも冷めにくいのが特徴。 リュウマチ、神経痛、痛風などに効くとされます。
(下記引用:湯〜マットdeR)
かのシーボルトは、著書「ニッポン」の中で・・・、
温泉嶽の麓、島原の西海岸に接して病を癒す効力ありとして名なる温泉あり。その近くなる漁村の名を取りて小浜という。ここは満潮時には海水来り、被うを特異とす。ひびきも立てず沸き立つこともなく、岩の底より湧くを浴場に導き来るなり。温度はおよそ華氏の90度にして色は清く泉水の如く透明なり。(訳文引用)
と記しています。
また、この風景を見て長崎大学医学部にいた大歌人、斉藤茂吉(北杜夫さんの父)は、小浜によく来ており、以下のように詠みました・・・
ここに来て
落日を見るを
常とせり
海の落日も
忘れざるべし
泉質 : 食塩泉
効能 : 神経痛、リウマチ、神経系疾患、慢性婦人病など
飲用 : 可
宿泊施設 : 31
日帰り温泉施設 : 4
問い合わせ 0957-74-2672(小浜温泉旅館組合)